トーキョーブックガール

海外文学や洋書レビューを中心に、好きなことをゆるゆると書いています。

"Crazy Rich Asians"に出てくるシンガポール名所

こんにちは、トーキョーブックガールです。 以前レビューを書いた"Crazy Rich Asians"の主な舞台はシンガポール。 tokyobookgirl.hatenablog.com 作者のKevin Kwanもシンガポール出身ということで、シンガポールの観光名所がたくさん描かれています。 シンガ…

『アリーテ姫の冒険』 ダイアナ・コールス

"Beauty Myth"について書きながら、この本を思い出したので今日はアリーテ姫について書いてみたいと思います。 物心つくかつかないかという頃から本が大好きだった私。 でも、読書に対する情熱を絶やすことなく今まで生きてきたのは、いつも素晴らしい作家や…

宝塚で舞台化してほしい作品 海外文学編

宝塚では、『風と共に去りぬ』、『スカーレット・ピンパーネル』はもちろん、『かもめ』、『パルムの僧院』、『赤と黒』、『アンナ・カレーニナ』、『二都物語』など、かなり多くの海外文学作品が上演されています。 ですが、海外文学の虫と・しては、「これ…

"China Rich Girlfriend" Kevin Kwan

デビュー作"Crazy Rich Asians"が大ヒットしたシンガポール出身の作家Kevin Kwan(ケヴィン・クワン)。 *"Crazy Rich Asians"のレビューはこちらから。 tokyobookgirl.hatenablog.com 2作目"China Rich Girlfriend"も、"Crazy Rich Asians"に登場した一族を…

"The Clothing of Books" Jhumpa Lahiri

こんにちは、トーキョーブックガールです。 大好きな作家の一人、ジュンパ・ラヒリ。新作が出たら必ず読みます。 『停電の夜に』を初めて読んだときの衝撃は今も忘れられません。 淡々とした文章は一見アメリカ的にからりとしているようで、どこかアジア的な…

"The Beauty Myth" Naomi Wolf

こんにちは! すっかり日常に戻りましたが、先週までの夏休みのことを思い出してぼんやりしているトーキョーブックガールです。 どうでもいい話なのですけれど、、、旅行先のホテルの部屋に支配人からのお手紙があって、末尾に「オーム・シャンティ・シャン…

夏にこそ読みたい海外文学 10冊

みなさま、台風の影響はどうでしたか? トーキョーブックガールです。 そして再び暑くなってきましたね。 夏が大好きなので、暑い暑いと文句を言ってへたれている瞬間すら、冬の寒さに震えているよりはマシだと思ってしまう私です。 さて、夏にこそ読みたい…

"Crazy Rich Asians" 映画化についてあれやこれや

さて、前回書いた通り映画化が決定している"Crazy Rich Asians"。 オールアジアンキャストでやるということも決まっているそうで、なんだかんだいっても白色人種主演映画が圧倒的に多いハリウッドでは異例の快挙なのではないでしょうか。 "Crazy Rich Asians…

"Crazy Rich Asians" Kevin Kwan

ここ何年か忙しく働き通しで、久しぶりに取れた1ヶ月間の夏休み。 NYで同棲しているボーイフレンドが、「親友の結婚式があるから一緒にシンガポールへ行こうよ」と誘ってきた。 シンガポールは彼の故郷。ということは、彼のご両親にも会えるのかな? 初めて…

Farewell, ミチコ・カクタニ!

こんにちは、トーキョーブックガールです。 なんと!「ミチコ・カクタニがThe New York TimesのChief Book Criticの職を離れる」というニュースが飛び込んできましたよ! 一抹の寂しさと時代の流れを感じます… 言わずと知れた一大文芸批評家、1955年生まれの…

"Nada" Carmen Laforet

みなさま、こんにちは!トーキョーブックガールです。 南の島から東京に戻ってきました。 東京の方がよっぽど暑いことにびっくりでございます…。 今日は夏になると読み返したくなる小説について、書いてみたいと思います。 Carmen Laforetの"Nada"。 スペイ…

『かもめ』 チェーホフ

今日の暑さは暴力的ですね!トーキョーブックガールです。今週は星組『オーム・シャンティ・オーム』を見に行ったのですが、なんと客席には『阿弖流為』大阪公演を終えた礼真琴さんはじめ阿弖流為メンバーが!舞台もキラキラ、客席もキラキラで感動したトー…

『百年の孤独』表紙デザイン Book Cover Designs

みなさま、こんにちは。トーキョーブックガールです。 今日はガブリエル・ガルシア・マルケスの名作『百年の孤独』の表紙デザインを愛でたいと思います。 魔術的リアリズムの大ファンにはたまらない巨作。各国の表紙デザインも素敵なものばかりです! 百年の…

『真夏の航海』表紙デザイン Book Cover Designs

カポーティが若干19歳で書き上げた『真夏の航海』。 毎年この時期になると読み返したくなります。 ニューヨークのうだるような暑さ(意外と日本に負けず劣らず湿気てますよね)や、夜のそよ風を肌で感じられるような小説です。 真夏の航海 (講談社文庫) 作者…

エマ・ワトソンがマーガレット・アトウッドをインタビュー(Entertainment Weekly: "Emma Watson Interviews Margaret Atwood about "The Handmaid's Tale"")

みなさま、こんにちは。本当に東京は毎日暑いですね。 個人的にはもうあと…一息で…夏休み…なのでラストスパートでお仕事頑張ります。 さて、goodreadsで開催されている、エマ・ワトソンのReading Club "Our Shared Shelf"。エマが国連のUN Womenプロジェクト…

『フーコーの振り子』 ウンベルト・エーコ

ずっと読みたいなと思いながらも、読む機会がなかったウンベルト・エーコ。 今月は『フーコーの振り子』と『エーコの文学講義』を読むことができました。 私は読書メーターの「ガーディアンの1000冊を読む」コミュニティ&イベントに参加しており、毎月1冊は…

『夜はやさし』表紙デザイン Book Cover Designs

大好きな表紙デザイン。今回はF・スコット・フィッツジェラルドの『夜はやさし』のデザインを集めてみました。 『グレート・ギャツビー』とはまた違った、人生の挫折を味わい苦しみを体験したフィッツジェラルドが書く人物はどれも優しい目で見守られている…

2017年上半期のBest Books(Esquire: "The Best Books of 2017 (So Far)")

Esquireの記事『The Best Books of 2017 (So Far)』が面白かったです。 まだ7月(記事が出た時点では6月)なのに「2017年のベスト本」って言っちゃうなんて、なんて気が早いんだ… Esquireは毎年20-25冊を、今年出版されたベスト本と題打って紹介しているよう…

読んでいないのに、読んだと嘘をついてしまった本(Esquire: "These Are the Books We're Most Likely to Have Lied About Reading")

これまた本に関する記事の紹介ですが、今日は Esquireから。 爆笑してしまいました。「読んでいないのに読んだと嘘をついてしまった小説」とは?というものです。 www.esquiremag.ph ジョイスの『ユリシーズ』だとか、トルストイの『戦争と平和』を読んでい…

作家が夏休みに読みたい本(The Guardian: "Best holiday reads 2017, picked by writers- part one")

ガーディアンで面白い記事を見つけたのでご紹介します。 2017年の夏休み、何を読みたい(読んだ)? というお題です。 www.theguardian.com 作家の読む本…いいですね!一部ご紹介します。 *作家の名前および本のタイトルは日本語訳されているものは日本語訳…

"Theft by finding" David Sedaris

発売されてすぐに購入し毎日少しずつ読んだこの本!のお話を今日は書きます。 David Sedarisの "Theft by Finding: Diaries 1977-2002"です。 Theft by Finding: Diaries (1977-2002) 作者: David Sedaris 出版社/メーカー: Little, Brown and Company 発売…

『グレート・ギャツビー』表紙デザイン Book Cover Designs

またまたフィッツジェラルドについて書いちゃいます。だって好きなんだもの。 ジャケ買いならぬ、表紙買いをしてしまうことが多い私ですが、フィッツジェラルドの本の表紙はどこの国のものも本当に素敵!で買い占めたくなってしまいます。 本日は、各国で出…

『ラスト・タイクーン』 F・スコット・フィッツジェラルド

宝塚の『失われた楽園〜ハリウッド・バビロン〜』 またまたフィッツジェラルドのお話ですが、ちょうどスカイステージで'97年花組の『失われた楽園〜ハリウッド・バビロン〜』を見たので、いい機会だと思い『ラスト・タイクーン』について書いてみます。 『失…

Penguin Booksのバッグ!

ペーパーバックって日本の文庫に比べると本当にぺらっぺらで表紙がすぐ折れちゃうし、劣化も早い、、、 でもその儚さ(?)が愛おしかったりするんですよね。 特に Penguin Booksの佇まいの可愛らしさは究極だと思います。さて、先日、私の巣(丸善 丸の内店…

『悲しみよこんにちは』 フランソワーズ・サガン

一番好きな本なんて決められないけれど、一番読み返している本は間違いなく『悲しみよこんにちは』です。 毎年毎年、夏が来るたびに読み返します。 このバカンスの物語は、どうしたって夏の空気の中で読みたいですからね。 夏の旅行にも大抵持って行きます。…

『ねじの回転』 ヘンリー・ジェイムズ

いよいよ暑くなってきましたね! 今年は夏休みを早めに取ることにしたので、今のうちにとお仕事を頑張っているトーキョーブックガールです。 ちょっと涼しくなるようなお話を読みたくなり、 『ねじの回転』を手に取りました。いわゆるゴシックロマンの先駆け…

『脂肪の塊』 モーパッサン

こんにちは。まるで梅雨が明けたみたいに、暑くなりましたね。 長編小説ばかりを続けて読んだので短編集でお口直しがしたくなり、暗い気持ちにならないものを…と、モーパッサンの短編集を手に取りました。 気軽に読めて、くすっとしたり、うーんと考えさせら…

男性のペンネームを使った女性作家たち

調べてみると、ジョルジュ・サンドの他にも男性風のペンネームを使い執筆した女性作家がたくさん! *現代日本にも中性的/男性的なペンネームをお使いの女性作家がたくさんいらっしゃるのですが、海外文学ブログ(一応)なので、今回は省きます。 おそらく一…

ジョルジュ・サンドという女

前回の記事で、アジェンデの『ゾロ 伝説の始まり』に登場するフランス人の女の子アニエス・ドゥシャン(貴族、フランス革命の影響でスペインに移住)のモデルはジョルジュ・サンドではないかと書きました。 本当にチョイ役ですし、物語の大まかな流れにあま…

『風と共に去りぬ』 マーガレット・ミッチェル

宝塚の『風と共に去りぬ』 私が初めて『風と共に去りぬ』を知ったのはまだ小さい子供だった頃。 当時神戸では、宝塚歌劇の舞台を生中継するというとんでもない贅沢な番組が(調べてみました。関西テレビの「タカラヅカ花の指定席」です。)、毎週土曜に放映…

『ゾロ 伝説の始まり』 イサベル・アジェンデ

子供の頃のヒーローは?と聞かれたら、迷いなく怪傑ゾロだと答えます! 我が家にはゾロの絵本や子供用のダイジェストがあったので、幼い頃から「弱気を助け、強きを挫く」を提言する存在として憧れていました。 そんなゾロの生い立ちを(想像して)描いた小…

『ゼルダ すべての始まり』を観ました

さて、前の記事で言及したアマゾン・オリジナルシリーズの『ゼルダ すべての始まり』についてです。クリスティーナ・リッチ主演。ゼルダ・フィッツジェラルドの生涯を彼女の視点から描いています。 tokyobookgirl.hatenablog.com 1シリーズ全10話を鑑賞する…

ゼルダ・フィッツジェラルドという女

私の今年のReading Challengeは、F・スコット・フィッツジェラルドの書いたもの(エッセイや手紙を含む)を読み尽くすこと!です。 なのですが読んでいると色々と派生して気になることや読みたいものが出てきて、なかなか思うように進みません涙。読書あるあ…

『べにはこべ』バロネス・オルツィ

ちょっと前のことになりますが、宝塚歌劇団・星組の『スカーレット・ピンパーネル』を観てきました! 素晴らしかったです〜…紅ゆずるさん・綺咲愛里さんのトップスター就任お披露目公演だったのですが、パーシー役の紅さんは立ち姿はどこまでも格好良く、と…

Reading challengeのススメ

Reading challengeのススメ リーディング チャレンジ ちなみに私、ここ数年は年始に1年間のReading Challengeリストを作っているので6月になると半年の歩みを確認するのが定例となりつつあります。 ただでさえ楽しい読書生活にちょっとした目標があると、更…

"This side of paradise (楽園のこちら側)" F・スコット・フィッツジェラルド

フィッツジェラルドのこと 唐突ですが…私には好きな本が沢山あって、お気に入りの作家も沢山います。 大学ではスペイン/南アメリカ文学を副専攻にしていたこともあり、ボルヘス、ガルシア・マルケス、イザベル・アジェンデが大好きです。 オースティンやモー…

"Everything, Everything" Nicola Yoon

"Love is worth everything. Everything." 「愛こそがすべて。すべて。」 Everything, Everything 作者: Nicola Yoon 出版社/メーカー: Corgi Childrens 発売日: 2015/09/03 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る あらすじ 家から出たことの…