トーキョーブックガール

海外文学や洋書レビューを中心に、好きなことをゆるゆると書いています。

アメリカ文学

『オリーヴ・キタリッジの生活』 エリザベス・ストラウト

静かに、そっと始まる物語。文字を追っているつもりが、いつの間にかメイン州の小さな港町・クロズビー*1に足を踏み入れている。アメリカの北東部、寒く凍った土地。 薬局を見て回り、カウンターの向こう側にいるヘンリーとデニースの何気ない会話に心が温か…

『おやすみ、リリー』 スティーヴン・ローリー

こんにちは、トーキョーブックガールです。ずいぶん涼しくなってきましたね! さて、今日はジャケ買いしてしまったこの本の感想を。 おやすみ、リリー 作者: スティーヴン・ローリー,越前敏弥 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン 発売日: 2017/04…

エッセイストによる爆笑日記:"Theft by finding" David Sedaris

発売されてすぐに購入し毎日少しずつ読んだこの本!のお話を今日は書きます。 David Sedarisの "Theft by Finding: Diaries 1977-2002"。 Theft by Finding: Diaries (1977-2002) 作者: David Sedaris 出版社/メーカー: Little, Brown and Company 発売日: 2…

『ラスト・タイクーン』 F・スコット・フィッツジェラルド

宝塚の『失われた楽園〜ハリウッド・バビロン〜』 またまたフィッツジェラルドのお話だが、ちょうどスカイステージで'97年花組の『失われた楽園〜ハリウッド・バビロン〜』を見たので、いい機会だと思い『ラスト・タイクーン』について書いてみる。 『失われ…

『ねじの回転』 ヘンリー・ジェイムズ

いよいよ暑くなってきましたね! 今年は夏休みを早めに取ることにしたので、今のうちにとお仕事を頑張っているトーキョーブックガールです。 ちょっと涼しくなるようなお話を読みたくなり、 『ねじの回転』を手に取りました。いわゆるゴシックロマンの先駆け…

『風と共に去りぬ』 マーガレット・ミッチェル

宝塚の『風と共に去りぬ』 私が初めて『風と共に去りぬ』を知ったのはまだ小さい子供だった頃。 当時神戸では、宝塚歌劇の舞台を生中継するというとんでもない贅沢な番組が(調べてみました。関西テレビの「タカラヅカ花の指定席」です。)、毎週土曜に放映…

"This side of paradise (楽園のこちら側)" F・スコット・フィッツジェラルド

フィッツジェラルドのこと 唐突ですが…私には好きな本が沢山あって、お気に入りの作家も沢山いる。 大学ではスペイン/南アメリカ文学を副専攻にしていたこともあり、ボルヘス、ガルシア・マルケス、イザベル・アジェンデが大好き。 オースティンやモームやカ…