トーキョーブックガール

海外文学や洋書レビューを中心に、好きなことをゆるゆると書いています。

フランス文学

『カンディード』とSATC

大学を卒業してもうすぐ10年である。社会で働き始めてもうすぐ10年、でもある。 「もっと真面目に勉強しておけばよかったなあ」と思うことはないのだが、「今だったら、あの授業をもっと楽しんで受けられたなあ」と感じることは本当によくある。 秋の夜長は…

『三銃士』 アレクサンドル・デュマ

こんにちは、トーキョーブックガールです。 色々な方の感想をすでにインターネット上で拝見していますが、私はまだ『All for One』を観ていません! 今月末観劇予定なので楽しみ♡ということで…今月は予習も兼ねて、デュマの『三銃士』を再読。月組公演のあら…

史上最強の色男:『ベラミ』 モーパッサン

100スーの銀貨を出した釣りを勘定台の女から受け取ると、ジョルジュ・デュロワはレストランの外へ出た。 押出の立派なこの男は、生まれつきと退役下士官のくせでぐっとそり身になったかと思うと、慣れた軍人式の手つきで口髭をひねり、それからまだ食卓に残…

『悲しみよこんにちは』 フランソワーズ・サガン

一番好きな本なんて決められないけれど、一番読み返している本は間違いなく『悲しみよこんにちは』である。 毎年毎年、夏が来るたびに読み返す。 このバカンスの物語は、どうしたって夏の空気の中で読みたいですからね。 夏の旅行にも大抵持って行く。何度も…

『脂肪の塊』 モーパッサン

こんにちは。まるで梅雨が明けたみたいに、暑くなりましたね。 長編小説ばかりを続けて読んだので短編集でお口直しがしたくなり、暗い気持ちにならないものを…と、モーパッサンの短編集を手に取った。 気軽に読めて、くすっとしたり、うーんと考えさせられた…

『べにはこべ』バロネス・オルツィ

ちょっと前のことになりますが、宝塚歌劇団・星組の『スカーレット・ピンパーネル』を観てきました! 素晴らしかった〜…紅ゆずるさん・綺咲愛里さんのトップスター就任お披露目公演だったのですが、パーシー役の紅さんは立ち姿はどこまでも格好良く、とにか…